■ はじめに
ChatGPTの便利さに、「何でもAIに聞けばいいじゃん…」なんて感覚になってしまうこと、ありますよね。とはいえ、ほんとにこれであってるのかな?と心配にもなります。実際の人間社会でも、AさんとBさんに聞いたら、それぞれ違う意見がでてきて、非常に参考になった、むしろ、片方だけを聞いていたら怖かった、危なかった、ということさえあります。
実はこれ、AIでも同様で、他のAIにも同じ質問をしてみたら、似たような答えもあるし、ガラッと違うこともあって「そんな視点があったか」と気づくことが多々あります。
■違うAIに 同じ質問で実験
それを検証してみようと、複数のAIに、同じテーマ、質問を作成。
「地方の商店街、特に富士宮市を活性化するアイデアを5つ出してください」というお題を、ChatGPTと別のAI、GeminiやClaudeに同じように投げて比較してみた。
ChatGPT の答え
- 富士山と地元食材をテーマにした「週末限定ストリートマルシェ」
- 空き店舗を「1日チャレンジショップ」として開放
- 夜の商店街を楽しむ「ライトアップ&ナイトマーケット」
- 商店街スタンプラリー × デジタル化
- 富士宮ならではの「まち歩きガイドツアー」
別AI(Gemini)の答え
- 富士山と食をテーマにしたイベントの開催
- 伝統と新しさが共存する「歴史×アート」商店街
- デジタル技術を活用した商店街体験
- 地域の学生や住民を巻き込んだコミュニティプロジェクト
- 富士山の自然を活かしたアウトドアアクティビティとの連携
別AI(Claude)の答え
- 1.富士宮やきそばブランドの発展強化
- 2.富士山ビューポイント商店街の整備
- 3.地域住民参加型の「一店一技」プロジェクト
- 4.朝霧高原との連携による農商一体化
- 5.デジタル技術を活用した商店街アプリの導入
こんな感じで三者三様。面白いと思いませんか?実に人間とそっくりです。商店街の中だけの発想もあれば、郊外地域に目を向けて連携というアイディアもあったり、非常に興味深いところでした。いろんな考え方、視点があるように、AIもそれぞれということが見えてきますね。
■ 一つの意見・情報・主張にだけ頼りすぎる怖さ
これがまさに今回のテーマ。
人間社会でも、例えば・・・親、先生、先輩、上司、地域のご意見番などなど、何かしら「上」からの視点、意見、考え方にそって判断、時として判断どころか「依存していて、そのまま受け入れ」てしまうのと似たような構造で、
AIの1つの答えだけを鵜呑みして判断するのはリスクがある。
でも、違うAIの答えを見ることで、答えの幅が広がるし、自分で判断できるようになる。
それがすごく実践的かつ、安全な「AIとの良い付き合い方」だなと感じます。
■ AIとの付き合い方のコツ
- AIは疲れ知らず。思いつく限りのアイデアを出し尽くしてもらってOK
- だが、AIは「答え製造機」ではなく、「条件出し&アイデア出しパートナー」として使う
- 重要なテーマ、課題がある場合は、同じ質問を複数のAIにして、視点の違いを比べつつ、的確な活用、判断に活かしたり、違いを楽しむ
- 答えを鵜呑みにせず、裏取りや検証を自分でやる
- AIの答えをベースに、自分らしい視点や考えを加えたりして、自分で判断する。
■ まとめ
AIがあらゆる情報知識を元に、いつでも相手をしてくれるというのは本当にありがたいこと。
特に他のAIにも同じ質問をすると、得られる答えが“多様”になるから、それが自分の判断力を鍛えてくれます。ITなのにアナログで、あれこれ自力で何十何百も検索・・・なんていうのはもう必要もない。
スピーディにでてきた情報材料を元に、あとは、全部をAI任せにするのではなく、答えを自分の頭でよく考え、結果・結論をまとめる。
AIは「代わりに考えてくれる存在」ではなく、
「一緒に考えるパートナー」。この距離感がベストだと思いますし、最後に決めるのは自分、と言うところを押さえておけば、依存でもなんでもなく、非常い良いこと、良い活用だと思います。まして、人海戦術でアナログに何か簡単な作業を延々と繰り返すことはもう、やめてもっと、創造的な事に時間やエネルギーを費やしていきたいものです。