Xは確か高校生の時に紅とSilent Jealousyを聞いて電撃のように衝撃を受けた。
時を同じくして感銘を受けた当時中学生の弟の方が行動は早く、XやらLOUDNESSやら、先にギター始めて、彼は音楽の専門学校まで行くことになった。
俺が本格的に楽器に触るようになったのは大学入ってからだな。友達から5,000円でやっすい中古ギターを譲ってもらったのが最初で、アパートでXのコピーペケペケ弾いてた。んだが、半音下げチューニングがめんどくさいのと、バンド仲間集めるの大変ってなわけで、仲間とCASCADEのコピバンを少しやったり、大学祭の実行委員会に入って、オリジナルCD企画なんぞを先輩と一緒にやってレコーディングやらCDプレスやら、下手の横なんとかでやってたのは懐かしい思い出だ。
で、復活したX JAPANも悪くないが、個人的にはXのインディーズ時代のアルバム、Vanishing Visionの楽曲が好きだな。
で、初期Xの頃の曲を、TOSHIが、別メンバーと演ってる動画なんだけれども、これはこれで悪くないな。面白い。
そんなTOSHI君、一時は洗脳騒動で物議を醸して、別人のようになってしまったのが衝撃だった。ひところ、富士市でもLIVEやってたけど、めちゃヒーリング系で行く気にはなれなかった。
まさやだかホームオブハートだかわからんが、色々大変だったようだ。が、オイラに言わせれば、最初の洗脳はまさやでなく、YOSHIKIだよね（笑）多分。いや、ほぼ間違いなく。
幼稚園時代から、YOSHIKIとTOSHIは一緒。小学校5年だか6年の時にバンドを一緒に組んだ。そして中高も全部一緒。そして高校時代にxを結成して、卒業後2人で上京する。やることなすこと破天荒なYOSHIKIに振り回され、メンバーは何度も入れ替わったり、xお断りのお店やライブハウスが出るほど、文字通りハチャメチャだった。メンバー内外問わず喧嘩も日常茶飯事だった。
それでも、自信がないのか自尊心が低いのか自己肯定感が低いのか、YOSHIKIに縛られてたのか、TOSHIだけは変わらずずっと居た。メジャーデビューして一世を風靡することになるが、完璧主義なYOSHIKIからのプレッシャー、ストレスは相当なものだった。さらには金も取り分はYOSHIKIが当然一番多かったりでYOSHIKI様に搾取され感は相当あっただろう。ギャラにケチつけたのか、音楽にケチつけたのかかはわからんが、古参のベーシストのTAIJIですらYOSHIKIとぶつかって辞めさせられ、その後、荒んだ生活を送り、悲劇の死を迎える事になってしまった。TOSHIはやがて声もぶっ壊れるほど、文字通り破滅的なLIVEやらレコーディングが続いた。しまいにゃ喉に注射までして高音が出るようにしていた。サイボーグTOSHI、身も心もどんどん荒んでいったのは当然だろう。
そんな弱ったTOSHIにすっと入りこんだのが、件の自己啓発系団体の施設、ホームオブハートの連中だ。文字通り、心から救われて、TOSHIにとっては救世主に見えていたと思う。ところがまあ、ホームオブハートもまた、ここで説明するまでもなく、共同生活、恐喝、脅迫、圧迫などのノウハウを駆使して洗脳や搾取を行うトンデモ団体だったわけで、稼いだ金はおろか、元嫁さんまで捧げちゃったのは悲しき性としか言いようがない。
X JAPAN再結成後もしばらくTOSHIの洗脳は完全に解けてなかったとYOSHIKIがなんかの番組でお笑いコンビと対談で話してたが、幼稚園時代からつるみ、圧倒的な主従関係で人生の大半をコントロールしてきたお前が言うな、と思う。
そんなTOSHI君、最近はバランス良くやってるのかな。こういう他メンバーでx楽曲やれるくらいの自由度が前よりあるのは良いことかもしれない。以前のYOSHIKIだったら絶対OK出さなそうな気がする（笑）
