僕は頭が良いほうではない。
特に、スピードが遅い。
ディベートなど、特に不得意だ。
考える時間があれば、それなりに考えられる。
今日は、とある会で、3人の演者の講演を2分でまとめる役を仰せつかった。
ボリューミーな内容をうまくまとめられるかわからなかった。
前述のとおり、苦手だ。全部言い切れるわけないので、
一人一つにしようと決めた。
なので、心に残ったことを一人分一つずつ、合計3つ話した。ものの1分。
残りの1分。
心に残った話を聞けた場に感謝した。
その場がなければ、聞けなかったことだよね、という話をした。
知らないままだったかもしれないよね。
そういう意味では、3人が、この会に参加したことが、転機だったよね。
知ることで、広がる世界があることを話した。
そしてもっと知りたい。
わずか2分の話は、無事終わった。そこそこの拍手はあっただろうか。
誤解されているが、外から見ると、話が旨いという人がいるらしい。
そんなに自己評価は高くなく、わからない。
旨いから当たり前と思われているのか、感想を言われることももう、減った。
ますます、自信を持てなくなる。
なので、5人ほど、どうだったかなあ、と聞いた。
面と向かって、いきなり、悪かったよという人は、そりゃいないだろう。
みんな、それなりに「よかったよ」「さすがです」「あの話をどうやってまとめるのかなあ、と思ったけどすごかった」
おごらぬよう、見失わぬよう、
それらの評価は、最大50%、と受け取っておいた。
物言わぬ半数はきっと、言いたいことも多かっただろう。
それでもうれしかった。
ありがとう。