徒然なるままに

社会復帰9日目 診察 複雑な心と物理的な体

退院後の朝一番の診察が終わった。

かさぶたが鼻腔内に残っており、一部が剥がされた。

ペリペリ音がした。

血が出た。

かさぶたがしっかりとれて、粘膜が完全に再生するまで、少なくともあと2週間はかかりそうである。

人の体とは面白いものだ。

 

人の心はかくも複雑であるのに、人の体は、実に物理的である。

だが、人の体の恒常性を維持するのは心、すなわち脳であって、

脳の刺激で血流が早くなったり、動悸がしたり、ワクワクして体が弾んだり、

かたやだるくなったり、へこんだり、色んな状態が体に現れる。

 

体のバランスを極端に崩す病気も多々有り、ガンはその最たるものの一つだ。

新陳代謝のバランスを無視して、増殖、転移する、悪性腫瘍。

どんどん母体のエネルギーを吸い取っていく、不思議な、かつ、宿命的な人間の病。

いずれは解明されるような病でありたいと思いたいが。

 

いずれにしても、治そうと思って、治せるものは、治せるうちに向かい合っておくべき、

というのが今回経験して思ったことだ。

向かい合っても治らないものも色々あるだろう。

病院嫌いだった自分など、おいといて、次へ。

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